診療について
ランナーを悩ます障害 [腸脛靭帯炎]
[腸脛靭帯炎]
俗に言うランナー膝です。特にマラソンなどの長距離ランナーに好発する為、ランナー膝と呼ばれています。
膝の外側には、腸脛靭帯という靭帯が通っていて、
過度な膝の曲げ伸ばしで、膝の骨とこの靭帯とが何度も擦れ、炎症を起こすことが原因となっています。
重症になると、足がつけないくらいに激痛が走るようになるので、違和感を感じたらすぐランニングは中断するべきです。
軽症：運動を行ったあとに痛む
中等症：運動自体は問題なく行えるが、運動中や運動後に痛む
重症：常に痛みを感じ、階段の昇降が辛い。
腸脛靭帯炎の原因は、強い負荷がかかる激しいトレーニング、オーバーユースなど、様々な要因が考えられます。
また、
・膝の安定に大きく関与する臀筋（お尻の筋肉）があまり機能しない
・足関節が不安定で、膝が大きく捻じれてしまう
等、膝の痛みではありますが膝以外の問題があることが目立ちます。
◎一時手的なケアとしてワンポイントアドバイス
お尻の筋肉のストレッチ
大腿の外側をポールを使って、張り詰めたテンションの緩和