診療について
ランナーを悩ます障害 [シンスプリント]
[シンスプリント]
別名を過労性脛部痛といい、多くのケースが脛の内側に痛みが生じます。
具体的な好発部位は脛の内側の中央から遠位1/3にかけて。疼痛、灼熱感、圧痛を愁訴とします。
始めは、走っている間の不快感から始まりますが、激しい痛みではないので我慢すれば走れてしまいます。
それが原因でさらに悪化していきます。
急激にトレーニング量を増やしたり、硬いコンクリートを走っていたりする、
自分自身に合っていないシューズを履くなど様々な要因がある一方で、
足関節の過回内(オーバープロネーション)によって障害が発生するという報告が多く見受けられます。
足関節が過度に内側に倒れると脛に付着している後脛骨筋や長趾屈筋、
また長母趾屈筋が頻回な伸張ストレスが加わるためシンスプリントの要因になってしまいます。
様々な要因が考えられますが、まずは自分の体の特性を知ること。
歩行、走行時の変化は専門へのチェックをおススメします。
◎ワンポイントアドバイス
長拇趾屈筋のストレッチ
後脛骨筋のストレッチ
長趾屈筋のストレッチ